ハイタウン327

「寓話じゃないんだ。さっきから話してることは全部、実際に起こったことなんだよ。」
小山は目を細めて、過去を見ているような表情で部屋の隅を見つめた。
垂水もそれに釣られて部屋の隅に目を向ける。
そこには垂水のものと思われる薬の入ったボックスがあった。
「あれは俺のじゃないか?」
「ええ、垂水さんにお返ししなきゃと思っていたんですよ。」
小山はゆっくりと立ち上がるとボックスを垂水の前に運んで置いた。

小説小店エコ写真0722















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