キリスト教会牧師を統一協会用語で攻撃、根田氏主導の疑い
【7月19日:教会】 クリスチャン新聞(いのちのことば社ジャーナル出版事業部)は7月20日付の紙面で、世界福音同盟(WEA)北米理事で大韓イエス教長老教会合同福音牧師の張在亨氏に対して、世界基督教統一神霊協会(統一協会)内の用語である「再臨主」という言葉を用いて表現し、キリスト教会の牧師を一方的に攻撃する報道姿勢を示した。また、当社について「異端である高度な可能性」といった表現を用いて、読者に著しい誤解を与える報道を行った。同紙元編集長で現編集顧問の根田祥一氏はこれまでも当社について「疑惑の提起という体裁を取った風評の流布」を主導してきたと見られ、今回の報道もその一連の動きと考えられる。
キリスト教会牧師を統一協会内用語の「再臨主」呼ばわり
同紙は20日付の紙面で、現職のキリスト教会の牧師である張氏を、「初臨のキリストの失敗」を前提とした統一協会内の用語「再臨主」を用いて疑惑があると主張し、張氏のキリスト教会からの排斥を呼びかけるような攻撃的報道を行った。同紙はこれまで過去3回にわたり、当社と張氏を関連付けて、「『再臨主』疑惑の創設者」「信奉者たちに自身を『来臨のキリスト』と信じ込ませている」などと報道してきたが、当社の設立者は張氏ではなく代表の高柳泉であり、すでに紙面上に信仰告白を掲載して「張氏が来臨・再臨のキリストではない」と明確に否定している。それにもかかわらず、張氏を当社の「事実上の創設者」などと報道し続けるのは事実を歪曲しており、悪意をもった報道姿勢としか言えない。
同紙はこれまでも、張氏が自身を来臨のキリストであると信じ込ませている疑惑があるなどと扇動的な報道を行ってきたが、これらすべてが証拠のない虚偽の内容であることが明らかになっている。しかし、未だ謝罪も行われておらず、今回さらに当社を異端と断定するような虚偽内容の報道を行った同紙の姿勢は、悪意のあるものと断定せざるを得ない。
一方、張氏は韓国神学大学・大学院を卒業後、大韓イエス教長老教会国際合同総会・総務、大韓イエス教長老教会合同福音・総会長、豪州サザンクロス神学校教授などを経て、「イエス青年会(YD)」「ACM(Apostlos Campus Ministry)」などの国際的な大学宣教団体を設立した。また、張氏は世界福音同盟(WEA)北米理事を務めているが、同紙はこれまでその事実については全く言及していない。
山谷氏資料が発端の香港騒動を、「山谷氏調査と一致」と歪曲報道
また、同紙は今回の報道で香港の騒動をあたかも新しい出来事であるかのように報じたが、この騒動は根田氏との深い関与が疑われている山谷氏を発端としており、その事実を強引に隠そうとしているとしか見えない。
当社に対してはこれまで、救世軍少佐(牧師)の山谷真氏が自身のホームページであるブログで「異端カルト疑惑がある」かのように主張してきたが、この騒動においても取り扱われている情報の大半が山谷氏によって作成された情報というのが実態である。香港で同様の「疑惑」を提起する中国語のブログ自体も、山谷氏のブログの翻訳に過ぎず、山谷氏のブログを翻訳し、香港で中心となって「疑惑」を主張している楊子聰氏自身も山谷氏との関係を認めている。これらの事実が明らかになっているにもかかわらず、それらを報道せず、香港の騒動が「山谷真氏の調査結果と符合する」「山谷氏調査と一致」と報じる姿勢は客観性を欠いており、事実を歪曲していると言わざるを得ない。
山谷氏はこれまで、当社の住所を「渋谷区松涛」と偽り、「松涛と言えば、言わずと知れた、統一協会のメッカ」などと、当社があたかも統一協会の関連団体であるかのような印象をブログ読者に与えようとしたり、あたかも当社が救世軍のサーバ・コンピュータを攻撃したかのような記述を繰り返してきた。また、これらの文章を自身のブログに掲載してインターネット上に公開するだけではなく、その内容を印刷したものを多数の牧師・信徒に配布することも行ってきた。当社はこれらの信用毀損・名誉毀損行為を止めるように求めたが、山谷氏は「個人である山谷氏が新聞から恫喝・弾圧を受けた」と表現し、当社があたかも攻撃的・反社会的な集団であるかのような印象を与えようとし、当社への著しい名誉毀損をさらに助長。さらには張氏に対して、豪州サザンクロス神学校の教授履歴を詐称したと主張したり、張氏の出生年を自らの主張と合わせるために故意に書き換えるなどしてきた。
楊氏は、この山谷氏のブログを転載した小冊子3000部を香港のみならず中国本土にまで配布し、騒動を広げた。この小冊子には、山谷氏の主張を正当化するために張氏の出生年を故意に書き換えた虚偽の情報が含まれているが、これに対する訂正や謝罪も未だ行われていない。
さらに、楊氏はこれまで香港や中国本土で中国YDの会員などに接触し、「中国YDが十字架が失敗であると教えている」「中国YDはイエスを信じていない」などの虚偽の情報を聞かせることによって中国YDに対する不信感・敵対感を持たせ、「偽証人」を作り上げていたことも明らかになっている。実際に、楊氏が証人として挙げたA氏は、中国YDに所属した事実がないのにもかかわらず、中国YDに3年間所属していたなどと偽り、中国YDが十字架を失敗だと教えていると主張してきた。
また、元中国YDの会員であったと主張し、YDが異端的な教えをしていたと主張していたB氏においては、該当する教えを直接聞いた事実はなく、その内容をEメールを通して知っただけであることを認めており、さらにそのEメールの発信者が楊氏であったことが判明している。また、楊氏が自分に都合のよい主張をするように懐柔しようとしたと話す複数の証人もいる。
一方、「疑惑」を主張する楊氏自身は、信徒たちに毎日一定量の過酸化水素溶液を飲ませることなどで知られている、中国の異端「錫安教會(シオン教会)」の出身者で、同教会では牧師のボディーガード兼代弁者を務めていたとされている。また、同紙が取り上げている新興宗教関注小会に関しても、同会自体が楊氏とその弟ら3人によって設立された団体であり、その構成員の多くはシオン教会出身者とされている。
異端団体の出身者として自らの活動により慎重になるべきであるにもかかわらず、「偽証人」を作り上げるなどして様々な工作をし、他団体を異端に仕立て上げようとする楊氏の行動は、非常に悪質な行為であると言わざるを得ない。
証人の存在自体も不確か、矛盾見られる報告書で当社を「異端」呼ばわり
また、同紙が扱っている香港の「ダニエル・オ調査団」(同紙は「独立調査団」と表記)の報告は、すでにその証言内容の矛盾が指摘され、証人とされる人々の存在自体も公開できない不確かなものであることがわかっている。発表から3カ月以上が経過し、報告内容に対する様々な問題が指摘されているのにもかかわらず、同紙はこうした不確かな情報の一部のみを用いて当社を「異端」だと印象付ける悪意をもった報道を行った。
同調査団はこれまで、中国YDの異端性を裏付ける証人が20人いると主張してきたが、証言内容自体に食い違いが見られ、当初の報告書内には存在した「中国YDにはそのような異端的な主張はなかった」との証言が現在は削除されるなどの事実が明らかになっている。また、証人が20人いるかどうか、その存在自体も不確かであり、中国YDの関係者であるかどうかも不明。証拠として挙げている元中国YDのメンバーのものとされている資料に関しても、「統一協会」や「摂理(JMS)」など異端団体の資料が含まれていたことが判明している。さらに先に挙げたように、中国YDに所属していなかった「証人」も実際に存在しており、その情報の信憑性が疑われている。
「CCKが張氏関連の異端疑惑を再調査へ」との悪意をもった誤報
一方で同紙は、韓国基督教総連合会(韓基総=CCK)が張氏に関してあたかも再調査を行う決定をしたかのような報道をしたが、CCKではこれまで張氏に対して再調査を行うという決議や議論は一切されてはいない。さらに、韓国のキリスト教系新聞「荒野の声」(7月7日付)の情報として、CCK異端似非対策委員3人が香港を訪れ、現地の関係者と面会する予定だと伝えているが、これに関してもCCKでは再調査に関して一切決議を行っておらず、3人の訪問は私的なものであったに過ぎない。
同紙は、韓国基督教言論協会が張氏に関して再調査を行うようCCKに要請したと報じているが、CCKの実務総責任者である崔熙範総務は、同協会に所属する新聞社のインタビューに対して、「CCKに要求しないで、言論機関が自ら調査すればよいではないか」と答え、すでに再調査の要求を退けている。
張氏に対してはかつて、CCK異端似非対策委員会による04年、05年の2年間にわたる調査が行われ、張氏が統一協会と関係ないという結論が出されており、CCKは疑惑問題が「終結処理」されたと結論付けている。
04年のJEA文書から今日に至るまで見られる根田氏の主導的関与の疑い
同紙ではこれまで3回にわたって、当社が統一協会と関連がある、あるいは張氏を「再臨主」だと信じているというような「疑惑」について、一方的な報道を行ってきたが、「あれ(当社に関する記事)は、根田さんが担当しているから」(同紙関係者)、「根田さんが連絡役になっているようだ」(日本人牧師)などの複数の証言から、当社に対する一連の風評の流布に根田氏が主導的に深く関与している疑いがもたている。
04年に日本福音同盟(JEA)から出された文書では、当社を統一協会の関連会社であるとする断定的な記述とともに、情報提供元として当時根田氏が編集長であった「クリスチャン新聞」が明記されており、さらに05年には当社を「統一協会関連出版社」とする内容の文書が、「いのちのことば社伝道グループ」(クリスチャン新聞はいのちのことば社のジャーナル出版事業部)のレターヘッドで、米国のゴスペル音楽協会(GMA)に送られるなどされた。JEAの文書に関しては、理事会の承認がないまま所属する55の教団・教会・団体に送付されたことが明らかになっており、文書の内容に関しても、後にCCKから出された声明により誤りであることが判明、その声明はすでにJEAにも送られているが未だ訂正や謝罪は行われていない。
また、根田氏が山谷氏にも様々な形で関与しており、山谷氏の行動に多大な影響を与えていることも疑われている。昨年1月に行われた当社と山谷氏との会談では、その直前に根田氏が山谷氏と長時間にわたって面会した。さらに、同年2月に行われた在日韓国基督教総連合会(CCKJ)東日本地方会の実行委員会では、根田氏と山谷氏がともに出席し、当社に対して発言、主張を記した文章を配布するなどした。山谷氏はCCKJであたかも当社の排斥を呼びかける決議が出されたかのように主張したが、その後すぐにCCKJ会長からこれを否定する発表があった。このほか、根田氏と山谷氏、その他の人物との間でのやり取りが確認できる証拠がいくつも存在しており、当社へ対する一連の風評の流布が、根田氏の主導する組織的なものであるという疑いが拭いきれない。
一方、同紙は7月6日付の紙面で、「張氏自身が日本のキリスト教界に対して疑惑の釈明をするよう求めたが、3年間実現していない」と主張している。しかし、張氏は約3年前に来日した際、在日韓国人の牧師の仲立ちで根田氏と会談する機会を設けたが、根田氏自身が約束の時間になっても訪れず、会談が実現されなかった経緯がある。
これまで取り上げてきたように、当社に対して著しい誤解を与える歪曲的な報道をしてきたクリスチャン新聞、とりわけ当社に対する「疑惑」を主導していると見られる同紙編集顧問の根田祥一氏に対しては、今後このような悪意的な報道を繰り返さないよう強く警告するとともに、誠実な謝罪を求める。 |