
いくつもの沢が出会って
マチガ沢
雪解け水のやがては川に
雪解けのお助け水はマチガ沢
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山歩きをしていたとき
すぐに湧水が飲めるように
リュックにコップをぶら下げていた
ノドが渇いて水が欲しくなったとき
よくお助け水と書かれた水場に出会った
いつも一人で出かけた
単独行というほどの山歩きではないが
千メートルほどの沢山の人が登る山でさえ
脇道がたくさんあり道に迷うことがある
迷った時には沢を下れという教えがあった
秋口から歩き始めた
冬になって雪山歩きに熱中した
冬場の登山道具一式を買いそろえた
雪のない京都の街から雪山の完全装備でバスに乗った
場違いな格好だと本人は気付かないほど舞い上がっていた
なぜ冬山に入るか
いつも歩きながら自問自答していた
厳しい冬山に耐えることで
強い自分になれると思った
果たして精神は鍛えられたか
京都や滋賀の山を離れて
もっと高い山を目指そうと思った
白山に登りたいと思った
登れると思った
夜中にトラックで出かけて行った
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天気予報などチェックもしなかった
途中から大雪となったが
無事に麓の村に着いた
まだ薄暗い中を登山口を目指して雪の道を歩き始めた
かんじきの用意をしていなかったので股まで雪にうずまった
それでも一歩一歩すすんでいった
やっと登山口に辿り着いたがこれ以上は進めなかった
白山に門前払いされたがそれで当然だった
自分の甘さを思い知った
無事に戻れた自分を笑った
熱しやすく冷めやすい性格そのままに
山歩きはいつかやめてしまった
少しやせたいと数年前に近場の山歩きを始めた
日陰に少し雪が残る杉木立の中
小さな川に架かった丸太から足を滑らせて落ちてしまった
水の中に落ちるのがいやで岩を右足で強く蹴った
その衝撃で骨にヒビが入ったか折れたのか
まともに歩くことができなかった
結局水にも浸かってしまった
泣くに泣けない笑うに笑えないありさまだった
なんとかバス停まで下りて無事に家に戻れた
ドジばかりの自分を笑うしかない
笑えばいいんだうんと笑おう
今じゃドジで駄目な自分が可愛く思える
よかったよかった
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