|
最近流行の新書風のタイトルにしてみました(笑)。 でもこれ、本当なんです。 バックアップを取っている人のパソコンは壊れないし、取っていない人のパソコンは壊れてしまう。どういうわけか、そうなんです。マーフィーの法則みたいだけど。
先日、6月20日から三日間連続で行った「帰国報告会@東京」でも、バックアップに関する質問が何度か出ました。 僕は一回の旅で5万枚近い写真を撮っていますから、もちろんバックアップには大変気を使っています。パソコンやカメラは壊れても仕方がないし、いつか壊れるものだろうと思っているのですが、写真のデーターだけは何が何でも守りたいのです。
「ハードディスクは壊れるもの」 これがバックアップの基本中の基本です。これは旅に持って行くノートパソコンであっても、家のパソコンであっても変わりません。「高密度の磁気ディスクを猛烈なスピードで回転させて、その上の磁性体を並べ変える」という仕組みを持つハードディスクという代物は、数年も使ううちに「へたってきて」壊れやすくなるという性質を宿命的に持っているのです。 だからそんなものを信用してはいけない。
それにパソコンだってカメラだって、旅先で盗まれる可能性は大いにある。誰が見たって「これは高価なものだ」とわかりますからね。 帰国報告会に来てくださった人の中にも、「旅の最後にパソコンを盗まれてしまって、それまで撮った写真データーが全部なくなってしまった」という深刻なトラブルに見舞われた方がいました。しかもそれは仕事で行った取材旅行だったというのです。(しかし彼女はそれを口実に二度目のバリ旅行ができたと笑顔で語っていたのですが・・・まぁそれはそれとして)
とにかくハードディスクというものは信用できません。 だからこそ、DVD−Rに記録するというプロセスが欠かせないのです。 僕はデジタルカメラのメモリーカードのデーターを、毎日ノートパソコンに移しています。そしてそのデーターを逐次DVD−R2枚にコピーしています。 2枚のディスクのうちの一方はバックパックの中に入れてずっと持っていますが、もう一方のコピーはある程度の枚数がたまると日本に送ってしまいます。こうすることで盗まれたり壊れたりして「全てを失ってしまうリスク」はかなり軽減されるはずです。
これが何年にも渡る旅の中で、僕が辿り着いた「リスク回避術」です。 幸いにして、僕はこれまでにパソコンやカメラが壊れたり盗まれたりしたことはありません。でも、これから先も無事でいられるとは思っていません。こういうのは運、不運の問題だからです。いつなんどき不運が襲ってくるかわからない。そう思っています。
でも冒頭にも書いたんだけど、「パソコンがいきなり壊れた」「データーが飛んじゃった」と言う人の話をよくよく聞いてみると、バックアップを取っていない例がほとんどなのです。 バックアップをしつこく取っている人のパソコンは、どういうわけかあまり壊れない。だから「備えあれば憂いなし」という言葉は真実だなぁと思います。真に憂うべき事態というのは、備えのない人のところに襲いかかってくる。どうやら世の中にはそういう法則があるようです。
バックアップについて考えが及ばない人は、そもそもパソコンに不慣れだから、取り扱いが粗雑だったり、操作ミスをしやすいから、パソコンが壊れやすい。そんな風にも考えられますが、はっきりした理由は不明です。
「へぇ、そんなもんかなぁ・・・」 なんて呟いているあなた。そこのあなたですよ! バックアップ、ちゃんと取った方がいいですよ。
|