今週の株式総括0530
内閣支持は前回調査より3ポイント増加とはいえ24%、不支持率は64%と依然高水準、後期高齢者問題、医療・年金問題に消費税引き上げ論議など絡んで、まだまだ政治機能不全が続く。外人投資家は企業の防衛策を正面から批判し、国の保護政策にも対抗し株買い増しを始めた。企業の手元資金がたっぷりで、それをうまく利用しないとなれば、経営者のくびが飛ぶ。政府系ファンドが続々誕生して、この傾向はますます強まっていく。
401kを折角導入しても、法人税が非課税になる拠出額上限は低いままで、税制改革は一向に進まない。それならもう止めてしまえと、401kを止やめる企業まで出てきた。
公務員改革修正案がようやく可決されたが、公務員の天下りを内閣に一元化するとしただけで、天下りは無くなる分けじゃない。内閣を通して堂々と天下りが出来る道を作っただけ。こんな「ザル法」は、しっかり監視しないと、また国民を公然と騙すことになる。これだけ税金を無駄使いばかりして役人は、「後ろめたさ」もないのだろうか。
NHKの社員のインサイダーが問題になったが、継続調査で勤務中に株式取引を81名がやっていたという。私が証券にいたころ、NHKの若手記者がよく取材に来ていた。その男、株売買を社内電話でやっていた。大卒2−3年で態度も横柄で証券の各部署を渡り歩いていた。そんな男が今ではNHKの上層部になっているのだろう。おいしい話を一番よく知っていて、当然あんな事件が起こることは予測されていた。
「横綱審議会」って、NHKの天下りや退職者の就職場所か。
あんな公金横領や不正流用、インサイダーまで許しておいて、それを統制できなかった者達が、「国技とはなんぞ」やと、横綱を指導する立場に天下るとは・・・・・。外国人横綱にとっては、「相撲もろくろく知らない者が口出しするな」と言いたくなる気持ちもわかる。
外国人投資家が国策企業だからと、買収禁止にすることに抗議をする。企業を防衛することは投資家を保護することにはならない。彼らの国の法制度から見れば、日本のご都合主義の単なる勝手な政策としか見えないのだろう。
週末にかけて株式は14000円台を回復した。しかし殆ど「円高」と「債券先物売りの株式先物取引」の急増に支えられた動きである。先週末にかけて米国の株式急落を横目で眺めながらも、力強い動きとなった。
しかし米投資家のソロス氏は、「原油高はバブルだ」と指摘して、今後の景気後退で株価は下落すると予想する。元FRB議長グリーンスパン氏は、「サブプライムは、なお深刻」と景気楽観論にクギを刺した。しかも「後退の可能性は50%」という。
米国の金融機関は一段と人員を削減する。今年の4月末だけでも5万人規模となった、米国金融の人員削減は9割が住宅ローン会社で、大手銀行には時価開示困難な資産が、3月末までに30兆円も出てきたという。昨年末比23%も増えている。これでもサブプライムが峠を越えたといえるのだろうか。
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