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■Profile S.ペンギン ペンギンなのに熱いとこが好き。いずれは沖縄に住む予定。好物はチーズとちんすこう。趣味は魚釣りとツーリング。日々マイペースに暮らす王様ペンギン。
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こんにちは、Sペンギンです。 突然ですが、今日でこのメールマガジンを一時休刊することになりました。長い間ご愛読いただきありがとうございました。「最終
的な目標は、ここで実際に書いた小説を新人賞に応募して、賞金をゲット!すること」なんて書いておきながら、なかなか実現できず……ごめんなさい。賞金をゲットできたら、焼肉をおごります、I編集長。
さて、ゴールデンウィーク中に宿泊したある旅館でのことです。木曽の山深い一軒宿が連休直前に偶然とれたので、友人と出
かけました。宿は竹藪に覆われ周りには本当に何もありません。まるで泉鏡花の『高野聖』に出てくるようなところです。
宿は中年の夫婦がやっているのですが、ここの娘さんが二十歳ぐらいでかわいらしい。友人など浴衣を合わせてもらいなが
ら赤くなっていました。全部で5室しかなく、彼女が私たちの部屋の食事の配膳から何までやってくれるのです。
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宿は築30年以上経っているようでしたが、毎日きれいに掃除されているので気になりません。ただ杉の柾目が人の血が染みこんでいるように黒光りして、風呂上がり
に廊下を裸足で歩くと人肌の温度と湿度を持っているのです。
不思議なのは他の宿泊客に誰も出会わないことです。駐車場には確かに他府県ナンバーの車が数台駐まっているのですが、離れにある露天風呂にも誰もいないし、廊下でも誰ともすれ
違わないのです。私は夕食後、フロントで宿の主人と世間話をしていました。
「昔からここで温泉宿をやっているんだが、お客が来なくてもう閉めようかと思っているんです」「もったいない。私の友人なんか娘さんに一目惚れしてしまったよう
です。あれだけ美人なら評判になりそうなものじゃないですか」「あれはダメです」主人はそう言うなり席を立って行ってしまいました。
部屋に帰ると友人の姿がありません。風呂にでも行ったのかと思い、うとうとしていると眠ってしまったよ
うです。目を覚ますと12時を回っています。まだ友人は戻って来ていません。ちょっと心配になった私は離れの露天風呂に行ってみることにしました。男湯には友人のモノとおぼしき浴衣が脱衣カゴに入っていますが、内風呂には誰もいません。私は女湯と
の間にある混浴の露天風呂のドアをそっと開けました……。
続きはまた、どこかで。長い間ありがとうございました。しばらくのお別れです。では。
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