マエダ健康・美容養生所メールマガジン




第三百三十三号(080501)


今旬のテーマ
五月一日は 八十八夜です。 
夏も近づく 八十八夜野にも 山にも 若葉が茂る とは文部省唱歌の「茶摘み」にあります。
お茶には いろいろな効用がありますが 東洋医学では お茶の飲みすぎを戒めています。

飲みすぎると 水分の排泄に関係する腎臓や膀胱が働き過ぎて 疲れ、力が発揮できなくなって 余分な水分になると「水毒」という毒に変わり身体の害になると考えます。

排泄しきれない水分は 下痢を引き起こし 咳や痰になり 鼻水の元になり 顔や足のむくみの原因になります。

良いお茶の飲み方としては
のどが渇いた分だけの量を 飲むことを基本にしましょう。

あまり がぶがぶと飲むのは身体にわるいのです。
中国では 三千年前から お茶を利用していました。  
神農本草経の 神農さん は当時の人たちの飢えを充たすため 自ら実験台になり 食べられるものを いろいろと 試したそうです。

中には 毒になるものも多く そのときは お茶の葉を噛んで 毒消しをしたと伝えられています。

茶葉は最初のうち 少量しか採れないため 薬として始まり 後に 増産されるようになって 日常の飲み物や嗜好品になりました。

わが国では鎌倉時代に栄西禅師が 中国から持ち帰られましたが
当時は やはり 量も少なく 貴族階級など一部の人しか利用されませんでした。

江戸時代になって 緑茶が増産され 一般庶民にも茶の湯が広まり
「日常茶飯事」という言葉も生まれたと言われています。

今では お茶の効用は広く 知られるようになって 疲れを取り 眠気を払い 精神を活気づけると されています。 

お寿司を食べながら 熱いお茶を飲むのは 消化を助け 魚の脂っこさを洗い流してくれるからです。

お茶の産地の静岡県では お茶の研究が盛んですが 胃ガンの発生率は全国平均より低いことが知られています。

お酒を飲んだ後の 一杯のお茶は膀胱経に入り 刺激して 尿の排泄を助けますから 二日酔いの軽減に役立ちます。

しかし 濃すぎるお茶は 中枢神経を興奮させ 脳の血管を収縮させますから 血圧が上昇し 脈拍が速くなります。

不安感が高まり 睡眠を妨げますし 便秘を招く場合もありますから 
濃いお茶は飲みすぎないよう気をつけましょう。

次回の発行は 五月十一日です。
続いてのご購読をよろしくお願い申し上げます。
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