〜編集の現場から〜
2008.04.30 vol.162
現役編集者・ライターが現場の声を生かした、使える文章上達のコツを一問一答形式で出題します。 画像が表示されない場合
こんにちは、雷鳥社「文章上達のための練習問題〜編集の現場から〜」エディターのイタガキです。今週も文章書きのプロである現役の編集者・ライターが現場の声を生かした、“使える”文章上達のコツをお届けします。
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〜編集の現場から〜
文章上達のための
練習問題

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文章上達のための練習問題
意外に知らない文章ルールの基礎知識

問題
■「敬語を正しく使っていますか?」
次の文は、誤った敬語の使い方をしています。正しい表現に直しましょう。

1.お一人でもご参加できる旅行です。
2.高橋部長が申されたように……。
3 .スーツの襟が曲がっていらっしゃいます。
4.とんでもありません。
5.ペットに服を着せてあげる。

解答
1.ご参加になれる
2.おっしゃった(または、言われた)
3.曲がっています。
4.とんでもないことです。
5.着せてやる

解説
1.「ご(お)…なる」が基本。
2.「申す」は「言う」の謙譲語になるので、目上や外部の人には使わない。
3.目上の人に関することでも、物に対して敬語を使う必要はない。
4.「とんでもない」がひ とつの形容詞なので、「とんでもありません」「とんでもございません」に変えることはできない。
5.「あげる」は目上の人に物を与えるときに使う謙譲語。動物には「やる」でいいだろう。

敬語を間違えずに使うように心がけましょう。 自分や身内の行動に対して、目上の人に使う謙譲表現を用いるのは間違いです。目上や目下、などの関係性も考慮して執筆しましょう。また、インタビュー記事の中で、取材相手が間違った敬語を使う場合もあるので、原稿でさり気なく直しましょう。

〜編集の現場から〜
現在「尊敬・謙譲・丁寧」と3分類 されている敬語の分類法を、5分類にする指針案が出されている。丁寧語とされてきた「お酒」などの言葉を「美化語」に。謙譲語については、「伺う」「申し上げる」など動作の対象となる相手への敬意を表すものを「謙譲語1」。「申す」のように 自分の動作などを丁重に表現する「謙譲語2(丁重語)」に分けるというものだ。


編集の現場から
あなたも作りたくなる、リトルプレスの楽しさVOL.3
フランス文化の研究発表だった『Bon Appetit』も、いろいろな試行錯誤を経て、いよいよ書店に並ぶことになりました。今週は営業に奮闘する様子と今後の活動についてお聞きしています。いよいよ最終回。おふたりのものづくり対する想いとともにお届けいたします。
Profile
Bon Appetit 
編集部 HP

『Bon Appetit』3号
550円/最新刊


特集は「花咲く出会いを見つけた人の話」です。

ご購入はHPか、お取り扱い店にて。
※詳しくはHPをご覧下さい



Bon Appetit
編集部
五十嵐友美 さん






Bon Appetit
編集部
長井史枝 さん
最初に売れたのは5冊。
「期待しているよ」
その言葉を胸に営業活動!!

――せっかくいいものを作っても、作るだけでは、どこからも注文はこないですよね。おふたりは、リトルプレスを書店に売るという営業活動もなさっていらっしゃるのですか? 

五十嵐:営業初日の ことはよく覚えてますね。あらかじめ置いてもらいたい本屋リストを作って、都内で営業活動をすることにしました。初めに行ったのは青山ブックセンター。あいにくリトルプレスの担当の方はお留守で、名刺と見本だけ置いてきました。その後も何 軒かめぐりましたが、結局その日は収穫なし。初日は歩きどうしでくたくたでしたね。

長井:でも、冷たくあしらわれることはなかったですよ。私たちが回らせていただいた本屋さんはいろいろアドバイスしてくれました。「もう少しデ ザインをしっかりしたらいいかな。2号に期待してます」と言われたり……。結局断られたんですけど(笑)、でも、前向きにとらえていてくださっているんだと嬉し かったです。

――最初に、本を置いてもらうことが決まったのはいつでしたか?

五十嵐:最初の営業から3日後ぐらいに、青山ブックセンターに電話を掛けたところ、「試しにですけど、5冊置いてみましょうか?」と言 ってくださって……。

――嬉しかったですか?

五十嵐:その時は飛びあがるほど嬉しかったです。すぐに長井に電話して、「決まったよー!」って(笑)。

長井:もう大騒ぎでした。

―― その後はどうだったんですか?

長井:その後はわりとスムーズに書店さんに置かせてもらうことができました。徐々に京都や石川にある店舗さん からも「BonAppetitを取り扱いたい」ってメールをいただけるようになって・・・。そういうメールを頂くと本当に嬉しいです。

人をつなぐこと。
形にすること。
出会うこと。

――今後はどんな活動をしていきたいですか?

五十嵐:まだ具体的には何も決まっていませんが、誌面で取り上げさせていただいた作家さんたちを集めて、イベントをしてみたいなと思っています。朗読会でもいいし、講演会でもいいので、何か表現活動をやりたいですね。同じ 空間で、同じ空気を吸って、作家さん本人に直接に会っていただき、その方の声を聞いたり、その方の雰囲気を感じてもらうような、そんな場を作っていきたいと思っています。人と人とをつなぐ、そういうボナペティであり私たちでありたいと思っています。

――これからリトルプレスを作りたいと思っている人にアドバ イスをお願いします。

五十嵐:まず、なんでもいいから形にしてみることが大事だと思います。そうすると周りの人から反応をもらえる。何を言われてもいいから、見せてアドバイスをもらうことが大事だと思いますよ。

長井:最初はカラーコピーだってかまわないんです。大きいことを最初からやろ うと思わないことが結局長続きすると思います。あとはコンセプトですね。自分が本当に伝えたいことは何かを考えることが大切だと思います。

――4月 15日に出された3号は、どういうテーマですか?

五十嵐:今回は出会いがテーマです。何かに出会っていろいろなことが変わったという人にお話をお聞きしたいと思います。

――ちなみにおふたりも出会って運命が変わっ た?

長井:変わったよね。

五十嵐:会ってなかったら、きっと本を作っていなかったでしょうね(笑)。

<取材後記>
取材現場に現れたおふたりが提げていた個性的なバッグは、『ボナペティ』で取り上げたお店で売っているも のでした。単なる取材先というだけではなく、出会い、想い、人とのつながりを大切にされている、そんなおふたりの真摯な姿勢がとても印象的でした。

それにしても、五十嵐さんと長井さんは、仲がよくて本当に楽しそう。落ち込んだ日々や苦労した日々のことも、ふたりが話すと、まるで笑い話のような陽気さなのです。お互 いのよさを本当にわかってくれるような仲間と一緒だったら、どんなことも楽しいでしょうね。これからのおふたりのますますのご活躍が期待されます。新刊の『Bon Appetit』のテーマは出会い。記事を読んでいただいたみなさまなら、彼女たちふたりの出会いに想いを馳せながら読んでいただくとより一層楽しんでいただけるかも しれません。3号目もボナぺティ!!
(ライター・佐々涼子)
気になるお店のDMなどは資料として保存




















お互いを信頼し合っているおふたりは息もぴったり



雷鳥社 文章・編集の本



編集の学校のスタッフ・花巻が行く!!
Profile
編集の学校 スタッフ 花巻あゆこ
1978年神奈川県横浜市生まれ 27歳 
帰国子女が多い四年制大学を卒業。英語は得意。小学生の頃から、文章がヘタであることにコンプレックスを感じている。この春に大学時代の友人と二人暮らしをはじめた。

雷鳥社イタガキが勝手に行く!! 新刊のお知らせ その2
今週も雷鳥社の新刊のご案内です。

『東京町工場』
 著者 Beretta P-08
 
1‚575円/四六判/オールカラー

東京圏の機械関連の町工場を写真と言葉で綴る写真集。

新進気鋭の カメラマンたちが、聞き慣れない専門用語や機械工学と格闘し、個性的な経営者たちと向き合いながらとらえた写真が、私たちを町工場の世界へと案内してくれる一冊です。

<担当者からのオススメポイント>
工場の中の撮影と いうのは難しい!! しかもこれだけ多くの町工場扱っている書籍もめずらしい。ぜひご覧ください!!

ご購入、または詳しくは弊社のHPを!!




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写真の学校|東京写真学園
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編 集 後 記
GWに突入しましたが、皆様、楽しくお過ごしでしょうか。GWとはまったく関係ないのですが、私、最近、「愛しい」、この言葉がとても気になります。愛しい人、愛しいもの、愛しい時間・・・。大切でもなく、可愛いでもなく、恋しいでもなく、「愛しい」という言葉がぴ ったりなのです。みなさんもこんな風にある言葉が気になることってありますか?  
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