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| 教師の“知恵”.netがお届けする教育MM「教師の“知恵”ぶくろ」 2008年4月23日 No287 読者数(5244人) このメールマガジンはオンラインでご覧ください |
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| 01.【体育】◆ 『「シンクロ」することって楽しい!!』 3年生の「シンクロとび箱」の実践を通して 小島哲夫@琉球大学教育学部附属小学校 |
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| 中学年で十分に器械運動を楽むために,個人種目のとび箱に集団演技として「シンクロ」を取り入れることにしました。「シンクロ」とはシンクロナイズドスイミングのように,集団演技の中で同じ動きをしたりタイミングを合わせたりする「同調性」のことを指します。グループでの教え合いや話し合いの場を通して,自分や仲間の動きをとらえたり,互いの技を生かそうと工夫する姿が見られました。「同調性」「空間の使い方の工夫」を視点において仲間と共に考え,自分たちらしい演技を追求していく過程で,共に課題を乗り越えていく仲間との一体感や,うまくいったときの喜びを味わうことをねらいとしました。 器械運動は子どもたちにとって「できる」「できない」がはっきりとしているため,好き嫌いがはっきりと分かれる領域です。特に高学年になればなるほど,それぞれのできる技の難易度に差が出てくるため,運動に対する意欲の差が大きくなる傾向が見られます。そこに「シンクロ」を取り入れることにより,技の難易度に関係なく,グループ活動の要素を絡めて,新たな意欲付けの手立てとなるように取り組んでみました。 1 指導計画
2 指導の実際 単元の前半では,それぞれの技(開脚とび・閉脚とび・横とび・台上前転)の習得がねらいです。どの技にも必要な肩支持や踏切を意識させて練習をしました。 ![]() 単元後半のシンクロを意識させることにより,単体の技の練習の時からアドバイスし合うなどのかかわり合いや技にチャレンジする意欲が増してきました。また,フィニッシュポーズを取り入れることにより,一つひとつの技を完成させることを意識することができ,技にメリハリが出ました。 単元の後半のシンクロとび箱では,互いの技を持ち寄り,自分たちらしい演技の構成を考えました。 ![]() ○基本的な場の設定を決めておいて,とび箱の高さや向きに関しては自由に決めさせました。 ○曲は♪120位のアップテンポの曲(運動会のマーチ等)を10曲程度教師が選び,子どもたちに選択させました。 ○演技は一人2回とぶことにし,最初と最後にグループの表現を入れても良いことにしました。 ※各グループに違う色のビブスを着させることにより,グループの意識が高まったり,練習の中で互いの演技を注目する場面が増えるという効果が見られました。 一番のターニングポイントは,それまで手拍子や曲のリズムに合わせて演技をしていたのですが,なかなかうまくシンクロすることができませんでした。そんな時,ある女の子が「先生,技を始めるときに,相手の目を見て合図するとうまくいくよ」という発言を受けて,通称「アイコンタクト」がどのチームにも流行し,シンクロ度が増しました。更に,互いに技のスピードが違っていても,フィニッシュポーズを揃えると,演技に切れとシンクロ度が上がることを発見し,多くのグループに取り入れられていきました。その時にも「アイコンタクト」が重要な役割を果たしました。 3 終わりに 6月に「シンクロマット」を行い,運動会のダンス,そして11月の「シンクロとび箱」につなげていきました。仲間とシンクロすることがとても楽しく感じるようになり,みんなに合わせて指先や足先まで意識するようになって,演技の完成度も上がっていきました。みんなと一緒に上手になりたいという「個の思い」と仲間を支えようとする集団の学びの相乗効果も見られ,どの子も意欲的に取り組む姿が見られました。 ご意見・ご感想お待ちしています。 |
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