〜編集の現場から〜
2008.03.05 vol.154
現役編集者・ライターが現場の声を生かした、使える文章上達のコツを一問一答形式で出題します。 画像が表示されない場合
こんにちは、雷鳥社「文章上達のための練習問題〜編集の現場から〜」エディターのイタガキです。今週も文章書きのプロである現役の編集者・ライターが現場の声を生かした、“使える”文章上達のコツをお届けします。
::: PR::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
アップルシードエージェンシー 作家養成ゼミ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: PR :::

〜編集の現場から〜
文章上達のための
練習問題

メールアドレスの
登録・解除・変更
バックナンバー

文章上達のための練習問題
売れっ子ライターのテクニックを盗め!

問題
■「かかる言葉・受ける言葉を明確にしよう」
次の文は、文の内容を誤解される恐れがあります。「かかる言葉」と「受ける言葉」に注意しながら、問題点を指摘してください。

[参照] 大切な 思い出の写真
(かかる言葉)(受ける言葉)

1.近頃、復刻版が出て 甦った時計を欲しいと思っている。
2.そのコンサートは、激しい拍手と演奏により好評を博した。
3.止めに入った母に、息子とケンカして怒った父が、テレビのリモコンをぶつけた。
解答
1.「近頃」が、「復刻版が出た」と、「時計が欲しい」のどちらにかかるのかが、はっきりしない。
2.「激しい」が、「拍手」と「演奏」にかかるので、どちらが好評を得たのかはっきりしない。
3.「 ケンカして」の重要なことが最初に来ていないので、読み始めは意味がわからない。
解説
修飾語(かかる言葉)と被修飾語(受ける言葉)はなるべく近づけて、関係性をはっきりさせることが大切です。だれが読んでも同じ意 味になる文章でなければ、いい文章とはいえません。修飾語が複数ある場合は、次の原則に従って処理すれば、文章がすっきりするので参考にしましょう。

ただし、言葉を強調させたいときには、わざと語順を入れ替えるのも、時として効果 的です。

・主語と述語はできるだけ近くに置く
・重要な内容ほど先に置く
・修飾語は、長いものを先に短いものを後に置く



雷鳥社 文章・編集の本



編集の学校のスタッフ・花巻が行く!!
Profile
編集の学校 スタッフ 花巻あゆこ
1978年神奈川県横浜市生まれ 27歳 
帰国 子女が多い四年制大学を卒業。英語は得意。小学生の頃から、文章がヘタであることにコンプレックスを感じている。この春に大学時代の友人と二人暮らしをはじめた。

もっと詳しく教えてほし〜の!!
いまだ社長のお言葉から、なかなか具体的な内容が聞きだせない私たち。

ハナマキ:(まだ心の声)
わたし、結構、相手に強く言えないタチなんだよなぁ。それよりも、優柔不断というか、仕切りが甘い・・・。編集をやる上で致命傷だわ。やっぱり、編集者が、パッパとスケジュールを組んだり、取材先と交渉したりできなければ、雑誌や本はいつまでたっても仕 上がらないってわかっているんだけど・・・。
でも、今は、日頃の反省なんてしている場合じゃない!! 余計なこと考えちゃダメ、ダメ。とりあえず、このまま話していても、ずるずる時間だけが過ぎて、発展性がない感じで、キケンだわ。


さすがのわたしも一大決心(いや、そんな大したことじゃないんですが・・ 笑・汗)。

ハナマキ:
わたくしどもは、どんなものを盛り込みたいのかという具体的なものを出していただかないと、このお仕事を請けられるかどうかも判断できないですし、それを納期までにどういうスタッフで作っていくかという仕事のスケジュールも立てられないんです。お話でお聞きするより、箇条書きでもい いのでデータとして“材料”をいただけますか? 例えば次にお会いする時までというのはいかがでしょうか?

自分の得意分野だったり、仕事でいつもやっているものだったら、お話を聞くだけでもアタリはつけられるのかもしれません。で も、未知のものに関しては、内容やボリュームを目に見えるカタチで出してもらったほうが安全なんです。って、ベテランライターさんが、以前おっしゃっていたことを思い出して、ハナマキ清水の舞台から飛び降りました(ぐらいのつもりです・笑)。

翌週、また社長のもとへ。

ご担当の社長さま:
「これがB社が出してきた盛り込んで欲しい内容のリストです」

社長に手渡され たのは、B4の5枚綴りのペーパー2種。ジャズダンス、ストリートダンスそれぞれのテキスト用にとまとめてくださったものでした。おーなんか、がっつり書いてある感じです。初級、中級、上級と大きく3つのカテゴリーに分かれている中に、それぞ れマスターして欲しい項目が10個ほど並んでいます。それに加えそのひとつひとつに、文章が・・・。

B4用紙にエクセルぎっしり。説明文の字の大きさはたぶん7ポイントくらい。むむー、この状態では読みにくいけど、些細なことでの不満顔 は厳禁です。でも、全部の内容がここに詰まっているなら、このデータをどう構成して見せていくかという編集にとりかかれます。

わたくしハナマキ、笑顔で社長にお聞きしました。

ハナマキ:
テキストに盛り込む内容はこ れがすべてですねっ!!

すると、社長の顔が一瞬ゆがみ、苦笑いでお答えに。

ご担当の社長さま:
「そうだといいんですけどねー。こ れはスタッフが何度かミーティングを開いて思いつくままに書き出してまとめたものなんですよ。レッスンをするダンサーの方の考えは反映されてないんだ」

・・・えっ!!! 
・・・・・・
さぁ〜〜と一瞬のうちに血の気がひいたのは 言うまでもありません。

次回につづく。

::: PR::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
編集の学校/文章の学校
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: PR :::

編 集 後 記
今日は雷鳥社の新刊のご案内です。写真と短歌のコラボ写真集『写真短歌部 放課後』を発売いたしました!! 『迷いながらぶつかりながら揺れながら 過ごした日々をいとしく思う』・・・帯には、 加藤さんの素敵な短歌、そして記憶の奥の方にある思い出をそっと呼び起こしてくれるような、切なくてやさしいタクマさんの写真。ぜひぜひご一読ください!!
問 い 合 わ せ
雷鳥社マガジン
URL: http://www.raichosha.co.jp/mm/
広告のお問い合わせ: http://www.raichosha.co.jp/mm/ad.html
ご意見・ご感想: editor@raichosha.co.jp
登録の解除をご希望の方は、下記のURLによりお願いします。
http://www.raichosha.co.jp/mm/sentence.html
メールマガジンにご登録いただいていらっしゃる方々には雷鳥社より、不定期で新刊案内等を 自動的に配信させていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
「〜編集の現場から〜文章上達のための練習問題」に掲載された記事の無断転載を禁じます。
Copyright. © 2004- Raicho-sha All Rights Reserved.