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絵本/児童文学の情報メールマガジン
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子|ど|も|の|本|ニ|ュ|ー|ス|
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NO.92 2008/2/12号 (ほぼ月刊)

発行:子どもの本専門店 メルヘンハウス
http://www.meruhenhouse.co.jp
E-mail/1973@meruhenhouse.co.jp
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杉山亮さんに自作を語っていただきました。
前と同じ本を買ってしまう親がけっこういるらしい。
経験的にいって、新しい話を書き出す時、すでに、いいタイトルか、いい主人公の名前を思いついていた作品は、まず、おもしろいものになる。作者のノリがよくなるということかもしれない。『青空晴之助』とか『用寛さん本伝』なんかがそうで、主人公にどんどん感情移入ができた、どんどん書けた。 逆に本文を全部書き上げたあとになっても、タイトルが浮かばず、主人公の名もピンと来ないような話は、迫力もなく、時間をかけた割には、結局何がいいたいのかわからない作品になって、くずかごにほうりこんでしまうことも多い。
 その点『あなたも名探偵』のシリーズは楽だった。最初に「もしかしたら名探偵」という、まの抜けたタイトルがポーンと浮かんだ。次が「いつのまにか名探偵」。そうなったら、あとはもう「なんだかんだ」だの「そんなわけで」だの「まってました」だの、とにかく脱力感いっぱいの六文字のことばを見つけてきて「名探偵」をつけるだけ。一番新しいのが『よーいどんで名探偵』で、この春に出る最新刊が『ひるもよるも名探偵』という調子で11冊目になる。まだまだいくらでもいけそうだ。
 ただ、似たようなタイトルばかりつけているとこまることもある。1冊に2つか3つ、話を入れるので、自分でもどのタイトルの本にどの話を入れたのだったかがあとでわからなくなる。これは編集者も同じらしく、うちあわせのときに、過去のどの作品の反省をしているのか、自分たちでわけがわからなくなる。さらに出版社の営業部も同じで、どの本がよく売れているのかわからなくなるらしい。さらにさらにこの混乱は読者にも影響して、子どもに頼まれたはいいけれど、どのタイトルだったかわからなくなり、前と同じ本を買ってしまう親がけっこういるらしい。まったく。もう。
 ちなみに登場人物の名もてきとう。探偵仲間の「ボウズすすきだ」と「ツル松野」は花札からとった。ミルキーの子の「ともこ」と「たかし」はぼくの子の名前からとった。その他の容疑者たちはたいてい、ジェーアールの駅の名前からとっている。トリックとストーリーさえ、きちんと作っておけば、あとはふにゃふにゃしているほうが、ぼくは好きなのだ。



  
杉山亮
<すぎやま あきら>

1954年東京に生まれる。1976年より保父(保育士)として、各地の保育園などに勤務。手づくりおもちゃ屋(なぞなぞ工房)を主宰。著書にこの『あなたも名探偵シリーズ』(偕成社)のほか、『たからものくらべ』(福音館書店)『子どものことを子どもにきく』(岩波書店)『子どもにもらった愉快な時間』(晶文社)『ぼくは旅にでた』(新潮社)『こども講談シリーズ』(フレーベル館)『ぼくにきづいた日』(理論社)『怪盗ショコラシリーズ』(あかね書房)など多数あり。

ミルキー杉山の
あなたも名探偵 1
もしかしたら名探偵
杉山亮/作
中川大輔/絵
偕成社/1,050円
小学中級から

物語が〈事件編〉と〈解答編〉に分かれていて主人公の探偵と一緒に、実際に推理して事件を解くユニークな本。
ミルキー杉山の
あなたも名探偵10
よーいどんで名探偵
杉山亮/作
中川大輔/絵
偕成社/1,050円
小学中級から

運動会で持ちさられたつぼをミルキー杉山は見つけだせるのか「借り物競争事件」など3編を収録。人気シリーズ第10弾!
こども講談
用寛さん本伝 出発の巻
杉山亮/作
藤本ともひこ/絵
フレーベル館/1,155円
小学中級から

親のいない空助が、用寛という名の小坊主になるまでのお話です。講談調の語り口でなぞなぞやとんち問答もたくさんでてきます。
こども講談
青空晴之助 鼻大蛇の巻
杉山亮/作
川端誠/絵
フレーベル館/1,155円
小学中級から

四国丸亀を舞台に、少年剣士・青空晴之助が正義感に燃えて戦います。スリリングかつユーモラスな読み物シリーズの第1巻です。
おたよりコーナー
鹿児島市/山下さんのお便りをご紹介します。
本の名前がわかりません。

子どもを病児保育施設に預けた時、子どもがとても気に入った絵本があったようなのですが、他の子どもたちにも大人気のようで表紙がなくなっていました。本の名前がわかりません。内容はモグラの主人公が、車か三輪車に乗っています。お話の中にもたくさんの車が出てきます。もしこんな情報でおわかりいただけましたら探してください。


「書名も出版社も著者も判らないけど、内容はこんな本」お探しの中でけっこうこういうケースは多いものです。私たちはできうる限りの情報を集めて皆様のお役に立ちたいと思っています。どうぞ何なりとご相談下さい。

その絵本はこちらです

E.ペチシカ/文  Z.ミレル/絵
うちだりさこ/訳
福音館書店/1260円
山形県上山市/冨士さんのお便りをご紹介します。
本屋にはありませんでした。

お願いがあります。私が小学生の時に読んだ『ゆりくまさん』という、立原えりかさんが書いた本をどうしても読みたくてさがしています。娘が今小学生で、ぬいぐるみやお人形が大好きで、自分でつくったりもし、すごくかわいがっているのです。ぬいぐるみにも気持ちがあり、がんばって赤ちゃんを守る「ゆりくまさん」の話をぜひ読ませたいと思っているのです。インターネットで出版社は判ったのですが、本屋にはありませんでした。


この本は、初版は1971年です。今から37年前です。途中装丁が変わったりしましたが、今でも生きています。お母さんから子どもへ、こんな風に伝えられていくってとてもいいことですね。こういう繰り返しが古典になっていくのでしょう。
現在も入手できますよ。

立原えりか/作
牧村慶子/絵
国土社/1260円

やがじいの絵本うおっちんぐ

やがじいの
絵本うおっちんぐ
no.14
おとなにとっては雪はいやなものだけど、子どもたちは雪が降ると大喜びですよね。特にふだん縁のない地域の子たちにとってはね。
1年生のゆいくんのところにも雪が降り出しました。はじめは友だちと雪遊びをたのしんでいたのだけど大雪になったので授業は中止になり家に帰ることになりました。しかし、この雪で車はノロノロ、待っていたバスはなかなか乗れません。ベソをかいていたら男の人が歌を唄ってくれました。やっと来たバスの中では、おばさんが手袋をかしてくれました。
知らない人とは関わらないようにと教えられてる今の世の中ですが、本当は悪い人はそんなにいない。ほとんどのおとなは子どもの倖せを願ってると信じています。寒い冬に心暖まる一冊です。(保育士)
















雪のかえりみち

藤原一枝/作
はたこうしろう/絵
岩崎書店/1365円
3才ぐらいから

book menu/お手紙ってうれしいな!  


どんくまさんはゆうびんやさん
柿本幸造/絵
蔵冨千鶴子/文
至光社/1,260円
3才ぐらいから

どんくまさんは、一生懸命に自転車の練習をして郵便屋さんになりました。大はりきりですが、失敗ばかり。毎日孫からの手紙を待っているうさぎのおばあさんを喜ばせようと、自分でかわりに手紙を書いて配達しますが……。温もりに満ちた絵が魅力的な絵本です。


てがみをください
やましたはるお/作
むらかみつとむ/絵
文研出版/1,365円
5才ぐらいから


ぼくの家のいちじくの木に付けた赤い郵便箱に住みついた1匹のカエル。自分から手紙を書けば手紙がもらえるよと教えたら、何枚も書いていたけれど待てども待てどもカエルに手紙は来ない。諦めて出ていった後に残っていたのは…。感性豊かなファンタジックな絵本。





もりのゆうびんきょく
舟崎靖子/作
舟崎克彦/絵
偕成社/735円
小学初級から


森の郵便局のはりねずみさんは、郵便を集めて、配達して、ひとりで大忙し。配達を終えてお弁当を食べていたら、サンドイッチの間に手紙の切れ端を見つけてビックリ!いったい誰の手紙だったのでしょう?30年も読み継がれている、カラフルな挿絵も楽しい幼年読みものです。
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子どもの本専門店

 

10:00〜19:00
水曜日定休/祝祭日OPEN

     〒464-0850 名古屋市千種区今池2-3-14        創業1973年
     TEL:052-733-6481/FAX:052-733-6488
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