〜編集の現場から〜
2008.01.17 vol.150
現役編集者・ライターが現場の声を生かした、使える文章上達のコツを一問一答形式で出題します。 画像が表示されない場合
みなさま、ご愛読ありがとうございます。今年も、メルマガ『編集の現場から』をどうぞよろしくお願いいたします。みなさまにとって今年もいい一年でありますように。

こんにちは、雷鳥社「文章上達のため の練習問題〜編集の現場から〜」エディターのイタガキです。今週も文章書きのプロである現役の編集者・ライターが現場の声を生かした、“使える”文章上達のコツをお届けします。
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〜編集の現場から〜
文章上達のための
練習問題

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文章上達のための練習問題
■「原稿の素材、どう表現すればいい?」

問題
次の文章を、内容は変えずに、印象にのこる表現(場面描写や心情表現)を取り入れて、書き直しましょう。

近年、大人の「心の病」が大きな社会問題となっている。社内での人間関係や、家族との意思の疎通 を欠き、うつ症状に陥ってしまうのだ。利益優先の企業体質が、心の病を発生させたといえるだろう。精神的な病が原因で、病欠した社員を抱える企業が増えたことから、政府も状況を重くみて対策を検討しはじめている。

解答
大人の「心の病」が、政府をも動かす社会問題となっている。ある企業で心療内科を担当する佐藤医師は、「状況は年々深刻です」と厳しい表情でつぶやいた。会社のために働くまじめな人ほど、うつ病などの症状が出 て精神的に追い込まれてしまうという。発信される心のSOSが、日本企業の体質を改善する転機になるだろうか。

解説
文章で主張したい状況が、読者の頭の中イメージできるかどうかが、読ませる文章になる大切な要素です。登場する場所の描写や人物の心情を書き記すことで、事実の羅列を続けるよりも、印象に残る文章を書くことができます。以下の点にも気を配り、読者に映像を見せるような気持ちで執筆し ましょう。

・観点を明確にして書く。
・視覚的にイメージできる動きのある描写をする。
・比喩表現を用いる。
・五感に詠えるようにリアルさを追求する。 

[編集の現場から]
事件や事故などをドキュメントタッチで書いた方が、読者に真に迫って伝わることがある。ただし、あくまでも事実を書くことを忘れてはいけない。話した内容、言葉は正確に書く習慣を付けよう。

雷鳥社 文章・編集の本



編集の学校のスタッフ・花巻が行く!!
Profile
編集の学校 スタッフ 花巻あゆこ
1978年神奈川県横浜市生まれ 27歳。

帰国子女が多い四年制大学を卒業。英語は得意。小学生の頃から、文章がヘタであることにコンプレックスを感じている。この春に大学時代の友人と二人暮らしをはじめた。





ライターになるための練習問題100 雷鳥社/1‚470円(税込み)
謹賀新年、佐藤優さんに夢中です!!
年が明けて2週間が過ぎると、新年のすがすがしいムードも街から消え去りすっかり“日常”モードですね。ごあいさつが遅くなりま したが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。このメルマガがみなさまにとって、少しでもお役にたてれば幸いです。

わたくしハナマキは、昨年末、阿佐ヶ谷ロフトで開かれた、月刊『創』トークライブに行って以来、起訴休職外務事務官・作家の佐藤優さんの本ばかり読んでいます。

この日のイベントは三部構成。 第一部「マスコミが報じない裁判の現場−映像で見る光母子殺害裁判報道、お笑い芸人が見た裁判所」、第二部「連赤事件とマンガ『レッド』」、第三部「国家と死刑」。佐藤さんは、第三部に森達也(作家・監督)さん、鈴木邦男(一水会顧問)さんと出演されていました。

内容をすべて理解したかというと残念ながらそうで はないんですが、佐藤さんの愛嬌のある外見と博覧強記ぶりにすっかり魅了され(?)、とにかくこの方の考えをもっと知りたいと思うようになりました。

著書はベストセラーになっていたし、いろんな雑誌で連載も持っていて存在は知 っていたのですが、なんか難しそうだな・・・・・と、今までなかなか手にとる機会はありませんでした。

ちょうど、毒殺されたとニュースになったロシア の元FSB中佐リトビネンコ氏を追ったドキュメンタリー「暗殺 リトビネンコ事件」を渋谷の映画館ユーロスペースで見ていたこともあり、ロシアつながりで、タイミングの面でもよかったんですね、きっと。

最初にご本人の話を聞き、考え方などを知ると、すっと読めます ね。
目からウロコでした!!

ですから、ハナマキ、今後はこの方の本、読みたいけど敷居が高いなあなんて思ったときは、まずお話を聞くチャンスはないか調べようと思ってます〜。この方法、結構オススメです。

1月には、講 師に来てくださったジャーナリストの高崎真規子さん(20日 「女の時代といわれているけど、私たち元気になったわけ?パートII」)、作家の雨宮さんが登場するイベントがありますよ(28日 『週刊金曜日』PRESENTS  編集委員 就任記念 雨宮 処凛・新春トーク「今年はもっとすごいぞー」)。

チケットが売り切れの場合もありますのでご注意くださいませ。

先月23日には、「書いて暮らすワークショップ」で取材をしたプロインタビュアーの吉田豪さんがご出演なさったのですが、問い合わせたときにはチケットは完売でした・・・。

すっかり阿佐ヶ谷ロフトの宣伝マンと化していますが、とにかくおもしろいイベント 目白押しです。急がないと!!
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編 集 後 記
新年1号目は、雷鳥社より昨年秋に発売されました『ものづくりを仕事にしました。』という書籍の中に登場してくださった作家さんの作品展のご案内をさせていただきます。今回作品展を開 催されるのは、切り紙作家の矢口加奈子さんです。『折る 切る ひらく 切り紙の森へ』 日時は1/18(金)〜1/30(水)、三軒茶屋のキャロットタワー内にある世田谷文化生活情報センター3F生活工房ギャラリーにて開催されます。入場は無 料です。たくさん書籍などもご出版され、活躍されている切り紙作家さんです。ぜひぜひ足をお運びくださいね!!
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