〜編集の現場から〜
2007.12.12 vol.148
現役編集者・ライターが現場の声を生かした、使える文章上達のコツを一問一答形式で出題します。 画像が表示されない場合
こんにちは、雷鳥社「文章上達のための練習問題〜編集の現場から〜」エディターのイタガキです。今週も文章書きのプロである現役の編集者・ライターが現場の声を生かした、“使える”文章上達のコツをお届けします。
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問題
■次のニュース記事の中から、「5W1H」を見つけて、それぞれに該当する単語を抜き出しましょう。

渋谷区代 々木の老人施設に5日、区内の雷鳥小学校の児童が、手作りしたお手玉をお年寄りにプレゼントするために訪れた。 

雷鳥小学校では、児童たちが高齢者と接する機会が減っていることから、高齢者との交流事業を進めている。その一環として、児童によるお手玉の製作を思いついたという。贈呈のため施設を訪れた児童の代表は 「地域のお年寄りからお手玉作りを教えてもらい作った」と話した。施設の高齢者から、なぜお手玉を作ったのかと聞かれると、「お手玉は昔の遊びで、うまくなれば女の子にモテる、と先生から聞いた」と付け加え、その場に笑顔が広が った。

・5W1Hとは・・・When=いつ 
          Where=どこで 
          Who=だれが          
          What=なにを 
          Why=なぜ 
          How=どのように
解答
When=5日 
Where=渋谷区の老人施設
Who=小学校の児童 
What=お年寄りにお手玉をプレゼント 
Why=リハビリしてもらうため 
How=地域のお年寄りに教わり、児童が手作りした
解説
新聞記事は、5W1Hを盛り込んで構成されています。「つ・どこで・だれが・なにを」したか、を書きもらさないことが基本です 。そこに、「なぜ」「どのように」行われたかを付け加えれば、記事の骨格ができあがります。当然ながら、報道の場合は、記者の憶測や勝手な感想を記事の中に盛り込めません。一部の組織や思想に偏らない客観的な立場で、事実を記録することが求められるからです。

新聞記事の5W1Hの中で、読者が一番興味を持つ内容 は、「なぜ」「どのように」の中身でしょう。ですが、これは調べ上げる際に一番苦労する内容でもあります。しれをいかに工夫して、読ませる記事に仕上げているのか、その点に注目すれば、新聞記事を書く極意が把握でき、内容を深く読み込めるでしょう。


雷鳥社 文章・編集の本



編集の学校のスタッフ・花巻が行く!!
Profile
編集の学校  スタッフ 花巻あゆこ
1978年神奈川県横浜市生まれ 27歳 
帰 国子女が多い四年制大学を卒業。英語は得意。小学生の頃から、文章がヘタであることにコンプレックスを感じている。この春に大学時代の友人と二人暮らしをはじめた。

会いたい人に会いに行く!!
みなさんは会ってみたい作家やライターさんはいますか?

わたくしハナマキは、作家の中村うさぎさんのエッセイが大好き で、ぜひお会いしたいと思っていました。ご自分の浪費家ぶりを書いた『ショッピングの女王』や美容整形をした経過を綴った『美人になりたい―うさぎ的整形日記 』などの本は、その生き様の潔さに読衝撃を受けました。

「ワタシって、こんなことしちゃったんです。こんなにかわった人なんです」っていうトーンで書いてあるんじゃなくて、“ブランドものを見ると買わずにはいられない”ことや“美しくなり たい”気持ちを抑えられずどんどん深みにはまっていく様が尋常じゃない。 欲しいものを手に入れるかわりに失うものや受ける痛みも、どーんと引き受ける覚悟がある、その生き方に、呆気にとられるとともに気持ちよさを感じました。

ある種ビョー的な自分を、まるで他人を観察するかのように一歩引いた視点を持ちつつも、ご自分の感情の揺れなども包み隠さず書かれていて、しかも、エンタメ精神 もたっぷりあって…、すごく楽しく読めるんデス。

その中村うさぎさんと、「評論・ノンフィクションを書く」の講師切通理作氏のイベントが本日ありました。

著者のナマのお姿を拝見したりお話を聞く機会は、あまりないように思われますが、実は書店やライブ会場、カフェなどでは、トークイベントが定期的に 行われていたりするんですよ。その方のモノの見方や考え方がわかったり、本をつくる上での裏話が聞けたりして、本を読むのがますます楽しくなりますよ。ぜ ひ、みなさんも情報をチェックして出かけてみませんか?

「サンタ服を着た女の子〜死闘編〜」
出演:切通理作 中村うさぎ ガーリーサンタ



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編 集 後 記
ハナマキさん、今日のイベント、私も参加したかったです〜。ライブハウス「Asagaya / Loft A」、拝見したら、おもしろ・マニア向けイベントが盛りだくさん。これは、行かねば!! 雷鳥社でも、著者の生の声をお届けするイベン トを来年はやって行きたいと思っております。その際は、みなさんもぜひぜひご参加くださいませ。
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