夏場以降の世界株式市場の動揺は、為替が主導してきたといっても過言ではない!既にコメントしてきたように、7月以降のドル反転により、ドル安は2段の調整を終えようとしており、$=125から107まで対Yenで15%の急落となった〜 主要通貨の中でユーロのみが独歩高となっているわけだが、これは継続続くものなのだろうか? ドルの反転に関しては、常に購読しているオリックスタイムズが移動平均線からの乖離率と実効レートの低下を指摘し、ほぼその通りに動いてきたわけであるが、この度、対ユーロについても今後の動向に関し述べられているのでここに記しておく。 ユーロは対Yenで168ぐらいまで上昇し、現時点では162辺りで推移してる。ドルが対Yenで急落しても、ユーロが対ドルで上昇しているためだが、年末年始の市場動向には要注意であるとの指摘である。 ユーロ反転の危険な兆候の一つは、購買力平価との関係であり、ユーロの購買力平価からのかい離率は、経験則からプラス30%がユーロ高の限界の一つであるようだ!これが10月末現在で24%まで拡大しており、11月21日のNY終値1.48ドルで計算すると27%程度まで一段と拡大しているといえるのである。ちなみに、購買力平価からのかい離率がプラス30%まで拡大するのは、1.51ドル程度という計算になるという。 購買力平価からのかい離率が行き過ぎたユーロ高を示したのは、2004年12月にもあった。この時のユーロ高は12月末まで続き年明け以降ユーロ急落となった。 12月にはユーロ高となりやすい要因があるようだ!それは。12月末決算の欧州企業がユーロ買いを増やすためだが、これがが一掃するのが年明け頃からである。ユーロが仮に反転しだしたら、現行の資源高にも影響を及ぼすことだろう!原油・貴金属類も急落を余儀なくされるかもしれない。 今迄、ドル相場に目を奪われてきたが、ユーロの反転による為替・株式市場の動揺が開始されるかも知れないのである。