米国では相次ぐ金融関連会社による業績下方修正にも関わらず、下値を固めつつある情況だといえる。 先週はメリルリンチやAIGによる評価損拡大等があったものの、引けに掛けて戻りを試し下髭を付ける展開に至っている。これは31日のFOMCによる利下げを期待する動きであり、0.25%の利下げをほぼ100%織り込んでいるという。先週末終値と比較しても286ドルの上昇となっている。 一方、日経平均では、週初はNY株の軟調や円高傾向、中間決算待ちにより様子見気分が強かったものの、週後半は好業績銘柄が買われるという反発で終わっている。 週間では308円の下落となったものの、25日のザラ場安値16,199.02からの急速な戻りにより、ローソク足では下髭を形成し、底値を固める動きとなっていることは心強い動きである。 26日の終値では16,505.63となり16,500を回復することで中期上昇ラインを維持し、トレンドバイアスは依然上に向いていることを証明した。外部環境に左右されやすい情況は続くものと思われるものの、騰落レシオは94.2%、25日線乖離マイナス1.98%、75日線乖離1.83%と下向き圧力が強いながらも指数的にも中立水準を維持しているようだ。ただ、13週線・26週線が依然下向きであるため、上値をスルスル追っていく情況にはなく、暫くの間は下値を固めつつ上値を追う準備段階となるだろう。 サブプライム問題の実体経済への波及と、米国の利下げに伴う日米金利差縮小により、今後も円高懸念による関連業種株は敬遠されることとなるだろう。また、昨日レポートしたCPI指数下落業種である電気・半導体・金融・通信などには下押し圧力が強まることも懸念される。一方、市況関連は原油・非鉄金属・海運市況の高値更新に伴う恩恵を受けることとなるだろう。勿論、これらの業種も為替に左右されるが、為替以上に市況が強い情況ではこの恩恵を最も受けることとなるだろう。また先週述べたように上記の市況関連以外にも食料品の値上げが示すように、原材料高が徐々に影響を及ぼし始めており、価格転嫁しやすい化学・食料品業種には恩恵が出始めている!このように、今後は二極化相場が一層顕著となってくるかもしれない〜! 注目銘柄としては、商社・造船・造船関連の上値追いには積極的になっていきたい。以前より紹介している海運関連もバルチック指数の続伸(11,000達成)により、上値が期待できるものの、ババ抜きゲームの様相を示しており、何時でも抜け出れるような体制で望まなければならないだろう。三菱商事を始めとする商社株や住友鉱山などの非鉄金属株は、本相場の先行指数であり、相場全体の流れ・勢いをはかるバロメーターである。しかし、発行株数の量からボラをとるならこれを指針に造船とその関連株に投資するほうが効率がいいだろう。佐世保重工業・名村造船・ダイハツディーゼル・中国塗料等は第二第三の乾汽船となるかもしれないのである。新たな芽としては化学・食品関連だろう!化学では住友化学を、食品関連では三井製糖が先週の軟調地合にも関わらず、高値を更新してきている。これから息の長い相場が形成されるかもしれない〜!相場参入へはタイミングが最も大事であり、近々の内に訪れるかもしれない!