| No.0083 ISO9001 まちがいだらけのJIS規格 真意はここに! |
| ■ISO9001 認証取得・更新するならJIS規格にたよるな! 独自でISO認証取得・更新を継続中の弊社会長がその秘密を公開。ISO原文にその鍵がある! 対訳と解説が、今お悩みのあなたに語りかけます。 |
本編 逐次解説編がNo.0062で完結しました。 ISO9001の運用上、具体例も加味してきました。 でも実際に自分の会社に当てはめると、 まだまだ不足しているとのご意見もお聞きします。 そこで、No.0063から『臨機応変のISO研究』として、 より現実に即した内容でお届けします。 また、「ここを聞きたい!」という要望がありましたら、 tarai@mx2.avis.ne.jp (著者:新井暢直通) までお問い合わせください。 Q&Aページはこちら :メルマガにも適宜掲載します。 → http://www.avis.ne.jp/~qpress00/ISO9001_2000/ISO_QandA.htm 翻訳データ掲載ページはこちら → http://www.avis.ne.jp/~qpress00/ISO9001_2000/ISO_top.htm 現在まぐまぐではバックナンバー公開は行っておりません。 弊社HPからお申込みの場合は、全号配布しています。 全号購読希望の方はこちらからどうぞ。 |
| ■臨機応変のISO研究: 【内部監査を日常業務に繰り入れてしまうこと】 |
| ISO研究ノート ―20 掲載済みの「研究ノート−4」で「内部監査とプロセスアプローチ」を取り上げました。これは、内部監査を日常業務に取り入れてしまう究極のコツ、ここにあり、と指摘したかった短文でした。今回は、ISO 8.2.2の「内部監査」に沿って研究してみます。 主文第1、冒頭の定義文をa) と結合して文章化すると、こう書いてあります。 「組織は品質マネジメントシステムが、計画された配置に、この国際標準の要求事項に、そして組織によって制定された品質マネジメントシステム要求事項に適合しているか、どうかを決定するために、計画された間隔で内部監査を行うこと。」と。 ちなみに、「計画された配置」とは、7.1=製品実現の計画遂行、と指摘され 「品質マネジメントシステム要求事項」=作業手順書類などのことです。 さて、適合しているか・いないか、を決定するのは、毎日の通常業務にほかなりません。どこかの書類を探して歩く性質のものではありません。毎日の業務が各従事者の「作業日報」に記録されていれば、それ自体が履行の証拠=エビデンスです。計画された間隔は自動的に「毎日」となります。 「作業日報」の項目・内容をこれにふさわしいように、プロセスの特殊性を反映してフォーマット化しておけば、それで要求に応えられるでしょう。 b) は、品質マネジメントシステムが効果的に履行され、維持されているか、を決定することです。これは製品が、合否判定基準をクリアして、顧客にトラブルなく納入され続けていれば、この定義を実現していることにほかなりません。それに伴う記録文書は日常業務として自動的に蓄積されているはずです。事故があればいやでも事故処理の記録が残されるでしょう。これも通常業務のうちです。 主文第2は、(1) 監査の対象とすべきプロセスと範囲を策定すること。これは、「監査プログラムの計画」と定義されています。 これはステータスの見地から、特に効率の状況が悪いプロセスおよびシステ ム全体の効率の中で特に支配的な影響力を持つ範囲のプロセス(複数)を選び出 すことです。監査業務として独立した作業とみえますが、本来マネジメントレビ ューから提起されるものですから、それ自体は別個の独立作業とはいえません。 (2) 監査基準、範囲、頻度及び方法を改めて定義する必要がありますが、すべて主文第1で指摘したと同様、通常業務の状態から抽出されるものをまとめれば、おのずと定義が出てくるでしょう。新たな別作業をもくろむ必要は何もありません。 (3) 監査員の選択と監査のやり方:品質マネジメントシステムがプロセスアプローチであれば、前工程のアウトプットに対する監査は、つぎの工程のインプットとして、そのつど作業手順書で自動的に処理されていることに着目すれば、従事者全員が相互に監査員となって、監査をしていることになるのではありませんか。監査プロセスの客観性と公平さも十分に確保されざるを得ません、すなわち、これらはすべて日常業務のうちです。 主文第3は、「監査を計画すること及び行うことに関する、並びに結果を報告すること及び記録を維持すること(4.2.4参照)に関する、責務と要求事項は、文書化された手順において定義されること。」 これは「ノート−7」で取り上げたように、「このISOによって要求された文書化された手順」の一つとなります。ここでいえば、実務から離れて作文を考案する必要はなく、日常業務をここで上げられた用語に従って、実務を文字化すればいいだけの話です。監査プログラムが5本あれば五つの定義文書ができます。 主文第4は、「監査されている領域に責任のある管理者は、過度の遅延なしに、発見された不適合とそれらの原因を除去するための行動が起こされることを確実にすべきこと。フォローアップ活動は、とられた行動の検証および検証結果の報告を含むこと(8.5.2参照)。」とあります。 主文第1から第3までの手法をとっていれば、「発見された不適合とそれらの原因を除去するための行動」および「とられた行動の検証および検証結果の報告」は、それこそ即座に、毎日履行されることになります。 内部監査は製品実現の心棒となります。これを保証するものはプロセスアプローチを意識して適用することにあります。 以上 |
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